「もう何年も前のことだし、たかが捻挫だから」——そう思って付き合ってきた足首の痛みが、実はずっとあなたの体に影響し続けている。そんなケースは決して珍しくありません。
歩行中に足首を捻挫した慢性捻挫の女性50代のある女性が左足首を捻挫をしたお話。
前の週に歩いていて、ふとした拍子に「グキッ」とやってしまったそうです。足首はしっかり腫れていました。
彼女は、子どもの頃に「ひどい捻挫」と言われたものが、40代の時に同じ足首を痛めたので、レントゲン検査を受けたら、実は骨折だったと分かったのだとか。
靭帯は切れたままとのことで、足首の関節が緩く、いわゆる「捻挫癖」がついている足です。
そして翌朝。「やっぱり痛い。まあ、一回じゃ良くならないよね?」——確かにその通りなのですが、ひとつ気になることがありました。
「ねえ、足首を内側に回したりしてた?」
「うん、良いかと思って回してた」。
実はこの“良かれと思った動き”が、痛みを引き戻していたのです。
なぜ捻挫は「クセ」になるのか。なぜ自己流のケアが逆効果になることがあるのか。柔道整復師として20年・約9万件の足元を見てきた視点で、できるだけやさしく整理してみます。
この記事の要点(先に結論)
・慢性捻挫とは、靭帯と「足首のセンサー」の回復が十分でないまま再発を繰り返し、不安定さが残った状態のこと。
・痛みが引いても「不安定さ・グラつき・繰り返す」が残っているなら、まだ途中のサインかもしれません。
・関節が緩い足では、動かす方向を間違えると整えても元に戻りやすく、自己流のケアが裏目に出ることがあります。
・大きく腫れる・骨折の既往があるなどの場合は、まず医療機関での画像検査を。そのうえで再発予防は一度きちんと「評価」することをおすすめします。
そもそも「慢性捻挫」とは?急性の捻挫との違い
捻挫は、足首をひねって靭帯(骨と骨をつなぐ丈夫なバンド)が引き伸ばされたり、部分的に傷ついたりした状態です。ひねった直後の「急性捻挫」は、痛み・腫れ・熱っぽさが出ますが、適切に経過すれば落ち着いていきます。
問題は、その回復が十分でないまま日常に戻り、また同じところをひねって…を繰り返すうちに、足首に「ゆるみ」と「不安定さ」が居着いてしまうケースです。これがいわゆる慢性捻挫(医学的には足関節不安定症などと表現されます)のイメージです。
💡 ここで大切な誤解をひとつ。「痛みが引いた=治った」ではありません。痛みは回復の一部の合図にすぎず、不安定さやセンサーの働きは別物として残ることがあります。
なぜ「クセ」になるのか?慢性化の仕組み
捻挫がクセになる背景には、いくつかの要素が重なっています。代表的なものを挙げてみます。
① 靭帯のゆるみ
繰り返しのダメージで靭帯が伸びたままになると、足首が外側にグラつきやすくなります。冒頭の女性のように、もともと関節が緩い方は特にこの傾向が出やすくなります。
② 「足首のセンサー」の低下(固有受容感覚)
足首には、関節の傾きを脳に伝える小さなセンサーがたくさんあります。捻挫でこのセンサーの働きが鈍ると、「あ、ひねりそう」という危険を体が察知できず、とっさの反応が遅れます。
③ 距骨(きょこつ)の位置のズレ
足首の奥にある距骨は、本来くるぶしのあいだに収まっています。捻挫の勢いでこれが前にずれると、足首の動きや体重の乗り方が変わり、不安定さや痛みにつながることがあります。
④ そして自己判断で歩いたり、間違った方向に動かしたりして、また同じところを痛める——。この悪循環が「クセ」の正体です。
▼ 慢性捻挫の「再発ループ」
このループを途中で止めることが、再発予防の第一歩です。
じつは「足首だけ」の問題ではありません
足首が不安定だと、体は無意識にそれをかばおうとします。すると体重の乗せ方が変わり、その影響は足首だけにとどまらず、ひざ・骨盤・姿勢へと上に向かって少しずつ波及していきます。
当院では、体を「足 → 骨盤 → 呼吸 → 自律神経」という一本のつながりとして捉えています。土台である足元がぐらつくと、その上にある全体のバランスにも影響しうる——だからこそ、足首の不安定さを「足首の問題」だけで終わらせず、体全体のつながりの中で評価することを大切にしています。
土台である足首の不安定さが骨盤や姿勢に影響する慢性捻挫のイメージこんなサインは要注意(かんたんセルフチェック)
次のような心当たりがあれば、足首の不安定さが残っているサインかもしれません。
☑ 長く歩くと足首が腫れる・だるくなる
☑ 下り坂や階段を下りるのが少し怖い
☑ 何度も同じ側の足首をひねってしまう
☑ 砂利道や段差で「グラッ」とすることが増えた
☑ 昔の捻挫を「治した記憶」がない
<片足立ちチェック>
壁の近くなど安全な場所で、左右それぞれ片足立ちをしてみてください。痛む側だけ早くグラつく・続かない場合は、センサーの働きが落ちているサインかもしれません。痛みや強い不安があれば無理は禁物。あくまで「気づき」のための簡単な確認です。
🐱 当院の店長・むぎと、看板娘・おこめは、片足どころか華麗にバランスを取って高い所に登っていきます。猫の身のこなしには遠く及びませんが、人間も足元のセンサーを整えると、ふらつきにくい一歩に近づいていきます。
「良かれと思って」が逆効果になることも
冒頭の女性が、痛みをぶり返した理由。それは足首を内側にグルグル回していたことでした。実はこの「内側に回す方向」は、多くの捻挫が起こるのと同じ方向。関節が緩い足では、せっかく整えても、その方向に動かすことでまた位置がずれ、痛みが戻ってしまうのです。
同じ理由で、足を組む・正座で足を重ねるといった動作も、足首にとってはあまり優しくありません。「動かしたほうが良さそう」「ストレッチになりそう」という善意が、足首にとっては裏目に出ることがある——ここが、自己流ケアの難しいところです。
💡 だからこそ、慢性捻挫では「何をするか」より先に「今の足首にとって何が必要か(どの方向は避けるべきか)」を見極めることが大切だと考えています。
大きく腫れたとき・骨折の既往があるときは
ここはとても大切な点です。冒頭の女性のように、過去の「捻挫」が実は骨折だったというケースは少なくありません。足首まわりには、捻挫と思っていても見逃されやすい骨の損傷(くるぶし付近や足の外側の骨など)が隠れていることがあります。
次のような場合は、まず整形外科などの医療機関で画像検査を受けることをおすすめします。
・強く腫れている/皮下に出血(あざ)が広がっている
・体重をかけられないほど痛む
・特定の骨を押すと鋭く痛む
・過去に骨折の既往がある足首をまた痛めた
骨に異常がないことを確認できれば、そのうえで、再発しにくい足首づくりに向けて落ち着いて取り組んでいけます。当院でも、必要と判断した場合は医療機関の受診をおすすめしています。
放置せず、一度きちんと「評価」を
慢性捻挫でいちばんもったいないのは、「もう慣れたから」と不安定さを抱えたまま放っておくことです。ゆるみ・センサーの状態・距骨の位置・体全体のつながり——これらは一人ひとり違います。だからこそ、自己流で何かを始める前に、今の足首がどんな状態かを一度ていねいに確認することが、遠回りのようでいちばんの近道だと考えています。
「昔の捻挫が気になる」「最近よくひねる」——そんな方は、まずお気軽にご相談ください。あなたの足首に今いちばん必要なことを、一緒に整理するところから始めましょう。
板橋区前野町・志村坂上駅近く/アトリエ整骨院
よくあるご質問(FAQ)
Q. 何年も前の捻挫でも、今の不調と関係ありますか?
A. 関係していることがあります。当時の回復が不十分だと、ゆるみや不安定さが長く残り、現在のグラつきや痛みにつながっている場合があります。気になる方は一度ご相談ください。
Q. 捻挫は冷やす?温める?
A. ひねった直後で腫れや熱っぽさがある急性期は冷却が基本です。一方、落ち着いた慢性期は対応が変わることもあり、自己判断が難しい時期です。迷ったら無理せずご相談を。
Q. サポーターは付けっぱなしで大丈夫?
A. 急場では足首を守る助けになりますが、頼り続けると足本来のセンサーが働く機会が減ることもあります。使う時期や外していくタイミングは、状態を見ながら考えていくのがおすすめです。
Q. 自分で足首を回したりストレッチしてもいい?
A. 方向によっては逆効果になることがあります。特に関節が緩い方は注意が必要です。良かれと思った動きが痛みを戻すこともあるため、まずは今の足首に合う動きを確認することをおすすめします。
この記事を書いた人
アトリエ整骨院 院長/柔道整復師(国家資格)。臨床歴20年・延べ約9万件の施術に携わり、現在もワンオペで一人ひとりに向き合っています。「足 → 骨盤 → 呼吸 → 自律神経」というつながりの視点から、その場しのぎではなく再発しにくい体づくりをご提案しています。板橋巻き爪補正センターを同一院内に併設。
※本記事は健康情報の提供を目的としたもので、特定の効果・効能を保証するものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある場合は、医療機関や専門家にご相談ください。
お気軽にLINEでご相談ください♪
アトリエ整骨院の整体について
お一人おひとりのお悩みに合わせた、完全オーダーメイドの施術を行っております。定期的なメンテナンスにもぜひご活用ください。

ヘキサゴンアプローチ|骨格/筋肉(サボり筋・インナー)/筋膜・皮膚/神経/内臓/自律神経
ご予約方法
バナーをタップするとリンク先へ移動します。
🔰 はじめての方
🔁 2回目以降の方
📋 共通
💬 LINEで予約・お問い合わせ
「○日の○時希望です」と送るだけでOK!
ホットペッパーでの予約ができない場合や、ご不明な点もお気軽にどうぞ。
📞 電話で予約・お問い合わせ
アトリエ整骨院
板橋巻き爪補正センター
✉️ メールでお問い合わせ
⚡ お急ぎの方は お電話 が最もスムーズです。
🌙 営業時間外は LINE または メール をご利用ください。
キャンセルポリシー
当院には、「本気で体を良くしたい」「予防のために通い続けたい」という想いで通ってくださる方がいます。ご予約枠はお一人おひとりのために確保しており、他の方をお断りしてでもお時間を空けています。やむを得ない事情を除き、以下のキャンセル料をお願いしております。
| タイミング | キャンセル料 |
|---|---|
| 2日前まで | 無料 |
| 前日キャンセル | 施術料の 50% |
| 当日・無断キャンセル | 施術料の 100% |
※お振込先はメールにてご案内します。3日以内にお手続きをお願いいたします。
※度重なるキャンセルや迷惑行為があった場合は、今後のご予約をお断りすることがございます。
当院の施術方針
- バキバキしない、安全で優しい全身調整を行います。
- 指圧・強揉み・1回での完治を求める方には向きません。
- 根本改善のため、生活習慣の見直しも含めて一緒に取り組みます。
- 効果には個人差があります。
ご来院をお控えください
- 1回での完治を求める方
- 他人任せで改善への本気度がない方
- 横柄な態度や人の話を聞く気がない方
- 施術時間の長さだけを求める方
ご来院時のお願い
- 前日・当日のキャンセルは、できるだけお早めにご連絡ください。
- 発熱や体調不良の場合は無理をせず、日程変更をご相談ください。
🐱 看板猫「おこめ」について

猫が苦手な方・アレルギーが心配な方は、事前にお知らせください。キャリーバッグ内で静かに待機するなど、対応いたします。
※これまでキャリーバッグ内待機の状態では、猫アレルギーの症状が出なかった方がほとんどです。ただし、すべての方に症状が出ないことを保証するものではありません。ご不安な場合はご来院をお控えいただく判断も含め、お気軽にご相談ください。
看板猫のメディア掲載・取材について

当院の看板猫「おこめ」は、全国誌『猫びより』に掲載いただきました。掲載時の様子はこちらの記事からご覧いただけます。
📷 取材・掲載のご依頼を受け付けています
雑誌・テレビ・WEBメディアなど、看板猫の取材をご検討の方は問合せ専用LINEからお気軽にご連絡ください。院の診療に支障のない範囲で、できる限り対応いたします。
- 対応可能な内容:看板猫の紹介・院内取材・保護猫ストーリーなど
- まずはLINEにてご連絡いただき、日程・内容を調整いたします
- 撮影・掲載条件によってはお断りする場合もございます
むぎ店長のプロフィールはこちら
板橋区志村坂上エリアでお体のお悩みをお持ちの方は、
アトリエ整骨院へお気軽にご相談ください。
お体のご相談はLINEからどうぞ♪
アトリエ整骨院(板橋区)店舗概要
| 院名 | アトリエ整骨院 |
|---|---|
| 住所 | 〒174-0063 東京都板橋区前野町3-25-5 |
| 連絡先 | 03-6279-8183 |
| 営業時間 | 平日 10:00~20:00 土曜日 9:00~20:00 日曜日 10:00~16:30 祝日 時間不定(営業カレンダー参照) ※完全予約制 |
| 定休日 | 火曜日・水曜日・年末年始 |
| 駐車場 | なし。近くのイオンさんやカスミさん、コインパーキングをご利用ください。 |
営業カレンダー


- 月・木・金・土:10:00〜20:00
- 土:9:00〜20:00
- 日曜:10:00〜16:30
- 火曜・水曜:休診(変更の可能性もあり)
- 祝日:変動制
- 変更の際は最新版を投稿します
グーグルマップで確認
アトリエ整骨院(板橋巻き爪補正センター併設)














