焼きあづき

2026年6月15日、おかげさまで、アトリエ整骨院は開院10周年を迎えることができました。

当日、通ってくださっている患者さんから、お祝いにと一袋のお菓子をいただきました。

「これ、わたしの“推し”なんです」と、にっこり手渡してくださったのが、京都・亀屋良長「焼きあづき」

10年という節目に、患者さんの“いちばん好きなもの”を分けていただけること以上に、うれしい贈り物はないかもしれません。

今回はこの焼きあづきをきっかけに、あずき(小豆)に詰まった昔ながらの知恵や、200年以上つづくお店のあゆみを、ゆっくりご紹介させてください。

お茶うけに添える一口の和菓子。ほっと一息つく時間そのものが、ごちそうですね。

患者さんからの“推しのお菓子”——10周年に寄せて

治療院をひとりで切り盛りしていると、患者さんとの会話が日々のいちばんの励みになります。
「ここに来ると体が軽くなる」
「また話を聞いてほしい」
——そんな一言一言に支えられて、気づけば10年が経っていました。

お菓子そのものの華やかさよりも、「自分の好きなものを、先生にも味わってほしい」という気持ちが、何よりありがたいものです。
せっかくいただいたご縁なので、このお菓子の背景を少し掘り下げてみました。知れば知るほど、贈ってくださった方の“目利き”に感心してしまいます。

「焼きあづき」って、どんなお菓子?

焼きあづきの大きさ
親指の大きさとの比較

焼きあづきは、亀屋良長が2010年に生み出したお菓子です。あんこ(こし餡)をつくる工程では、どうしても小豆のが残ります。その皮を捨てずに乾燥焼きし、ぼうろ生地に混ぜ込んでクッキーのように焼き上げた——いわば「もったいない」を美味しさに変えた一品です。

ザクザクとした香ばしい食感に、小豆の素朴な風味。発売当初は期間限定だったものが、評判を呼んで今や看板商品のひとつになったそうです。8個入りの個包装で、常温で2か月ほど日持ちするのも、ちょっとした手土産にぴったりですね。

原島の感想:袋の中には8個ありましたが、5個、あっという間に手の上に運ばれたかと思ったら、口の中へ跡形もなく消えてなくなりました。まるで、手品です(笑)
それだけ、美味しかったということです!!

※価格・内容量・販売店舗などは時期により変わることがあります。最新の情報は亀屋良長の公式サイト等でご確認ください。

あずき(小豆)に詰まった、昔ながらの知恵

板橋の整体アトリエ整骨院のあずき(小豆)画像|食物繊維とポリフェノールが豊富な小豆小ぶりで赤い小豆。日本では古くからハレの日に寄り添ってきた食材です。

お赤飯、おしるこ、あんこ——あずきは、日本人の暮らしにいちばん身近な豆かもしれません。栄養面でも、なかなか頼もしい存在だと言われています。

たとえば食物繊維。ゆでた小豆に含まれる食物繊維は、ゆでたごぼうの約2倍とも紹介され、おなかの調子を気にかけたい方に親しまれてきました。さらに、あずきの赤い皮にはポリフェノール(アントシアニンなど)が多く、その量は赤ワインに匹敵するほどとも言われています。焼きあづきは、まさにこの“皮”を活かしたお菓子というわけですね。

ほかにも、鉄分・カリウム・ビタミンB群・サポニンなど、あずきにはさまざまな栄養素が含まれていると言われています。東洋医学の世界でも、あずきは「水はけ」を助ける食材として、古くから大切にされてきました。梅雨どきや、なんとなく体が重く感じる季節に、昔の人があずきを食べてきたのも、こうした言い伝えがあってのことなのでしょう。

※ここでご紹介しているのは、あずきという食材一般に関する一般的な情報です。お菓子そのものが特定の不調を改善するというものではありません。あくまで「美味しく楽しむおやつ」として、肩の力を抜いて味わっていただければと思います。

創業享和三年(1803年)——京菓子司・亀屋良長のあゆみ

亀屋良長の創業は、なんと享和三年(1803年)。京菓子の名門と謳われた「亀屋良安」から暖簾分けするかたちで、京都・四条醒ヶ井の地に生まれました。江戸時代から数えて200年以上、現在は8代目が暖簾を守り続けています。

お店の名水「醒ヶ井水(さめがいすい)」を材料のひとつに、四季や行事に寄り添った和菓子をつくり続けてきました。

創業以来の代表銘菓は、黒糖入りのこし餡を使った「烏羽玉(うばたま)」。

一方で、食パンにのせてトーストするだけで“あんバタートースト”が楽しめる「スライスようかん」

のような遊び心あふれる商品も人気で、伝統と挑戦の両方を行き来しているお店です。

二代目が定めたという家訓「懐澄(ちょうかい)」——“懐を誰に見られてもよいように、適正な利潤で商いを続けよ”という言葉には、長く愛される商売の芯が感じられます。

200年つづくお店の「焼きあづき」を、開院10年の節目にいただけたことに、勝手ながらご縁を感じてしまいました。

身体のプロの視点から——“甘いもの”との上手な付き合い方

「甘いものは我慢しなきゃ」と気を張りすぎている方を、治療の現場でもよくお見かけします。でも、好きなお菓子をほっと味わう時間は、心にとっての大切な“ゆるみ”でもあります。気を張りつめた状態が続くと、肩や首の力もなかなか抜けにくいもの。美味しいものを「美味しいね」と味わえること自体が、体をゆるめる第一歩になることもあると感じています。

おすすめしたいのは、よく噛んで、ゆっくり味わうこと。香りや食感を感じながら一口ずついただくと、少量でも満足感が得られやすく、自然と「ながら食べ」も減っていきます。焼きあづきのザクザクした食感は、まさに“よく噛む”のにぴったり。温かいお茶を添えれば、それだけで上等なひと休みになりますね。

体のメンテナンスは、ストイックに頑張ることだけが正解ではありません。好きなものを楽しむ余白も含めて、無理なく続けられる過ごし方を、一緒に見つけていけたらと思っています。

おわりに

一袋のお菓子から、200年つづく京都の老舗のあゆみや、あずきに込められた昔ながらの知恵まで、思いがけず話が広がりました。贈ってくださった患者さんに、あらためて心から御礼申し上げます。

これからも、体のことはもちろん、ふとした暮らしの楽しみまで一緒に分かち合える、そんな治療院でありたいと思っています。次の10年も、どうぞよろしくお願いいたします。

板橋の整体アトリエ整骨院のおかげさまで開業10周年2026年6月15日

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院名 アトリエ整骨院
住所 〒174-0063
東京都板橋区前野町3-25-5
連絡先 03-6279-8183
営業時間 平日 10:00~20:00
土曜日 9:00~20:00
日曜日 10:00~16:30
祝日 時間不定(営業カレンダー参照)
※完全予約制
定休日 火曜日・水曜日・年末年始
駐車場 なし。近くのイオンさんやカスミさん、コインパーキングをご利用ください。

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